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« 仕事のこと。 | マルクトカフェ »

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ブリヂストン美術館と西洋美術館

高校の時の油彩の恩師、岡本勝先生と一緒に、
タイトルにある二カ所の美術館に行ってきました。

ブリヂストン美術館は野見山暁治展。
先生が日本の好きな画家だと言っていただけに
先生の作品と共通するものがありました。
野見山暁治さんは現在、90歳なのだそう。
最近の作品も展示されていたんですが
ものすごい迫力に圧倒されました。
黒がよく使われていたんですが
なんだかすごくやさしい黒でした。
他の色と混ざったり、隣り合ってということもあるのかもしれないけど、野見山暁治だからだせる雰囲気を持った色なんだと思いました。
ブリヂストン美術館は初めて行ったんですが、展示室の前のホールにザッキンとブランクーシの作品があって、その後野見山暁治展の中に
「本質を追い求めれば追い求める程
 作品は抽象になっていった」
って書いてあって。
立体と平面でも追い求めるものは、(追い求め方が?)
すごく近いような気がしました。
物事の本質って実体じゃないってことだよね… 深い。

西洋美術館はレンブラント展以来。
今回はゴヤ展です。
ゴヤって、美しい西洋画を描く人のイメージだったんですが、
全然違いました。
私の知ってるゴヤはもはやゴヤじゃなかったと言えるくらい違いました。
すごく性的で、政治的で、グロテスクな大人の世界。
戦争も然り、普段の生活も
あんなに美しい絵画で痛烈に批判する。し、
こんな絵も描く画家だったんだ!っていうような
版画だったりラフだったりも展示されてました。

興味のある方は是非。


美術館は見るたびに
あぁ、やっと理解できるようになったなぁ
って思う。
これ高校の時から言ってる笑。
だから何十年後に美術館に行っても
同じこと思うんだろうなぁー

同じ黒でも、ギスギスしてたりやさしかったり
画家の生涯を知ってから見る絵は全然違ったり
他の作品のインプットがあるからの見方ができたり

いつまでたっても
学ぶ事ばっかり。
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