表記のトークショーに行ってきました。
「広川泰士写真展 旅の途中〜」のイベントです。
前回もデザイナー×写真家ということで
水野学さんと鈴木心さんのお話を聞いてきましたが、
今回は全く違うタイプのお話を聞く事ができました。
"そのまま そのまま"っていう、一般の農家の人とかにすごいブランドものの服を着てもらって撮ってるシリーズがあるのだけど、この話をしてる時に、
「若い人だと服に着られてしまうからこれくらいの年齢の人じゃなきゃ駄目」
という話が面白かった。全然ブランド物の名前なんて知らない田舎の人達なのに、なんでかブランドものがいい具合に馴染んでて、みんな良い顔してる。
その場でお願いして、爆笑しながらの撮影して…っていう話しを聞いてたら、なんだか和みました´ω`。
写真は時間がたつと意味や価値がでてくるという話をされていて、広川さんはすごくアーティストなんだと思いました。
この前の水野さん鈴木さんのお話の時は、社会性のある写真とか、撮影現場の仕事関係の話が多かったのだけど、今日はアーティスト色の濃い写真家さんの話が聞けました。佐藤さんもデザイナーだけどアーティスト寄りで紹介されることも多いし、そういう組み合わせだったのかな。
でも、広川さんはアーティストのような「個」は出したくないとおっしゃっていて。変に個性を出すとか、広川泰士らしさとかは求めてなくて。
なんか味がある、みたいなのが好き。
すごいテクニシャンの若い人のギターより、路上で黒人が奏でるギターがいい。
人工物より、時間と自然が生み出す岩の曲線がいい。
だとか。
トークショーの中では内容がごちゃごちゃしていたのだけど、
たぶん「時間」とか「自然」とか「風格」とかがキーワードの、
ロマンチストというか日本人的というか、なんかそんな素敵な方なんだと、私的には収まりました。
広川さん、もうすごいベテランの方なのに、すごい謙虚で素敵な方でした。
佐藤さんはテレビで見たままの佐藤さんで。トークショー前にギャラリーを普通に見ていらっしゃってすごい近くにいたんだけど、デザイナーオーラでてました。笑。
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